ねこのわたあめ

要注意なアロマ系

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要注意なアロマ系

要注意なアロマ系

2022/01/07

(ペットスマイルさんからお借りしました)

アロマに入っているエッセンシャルオイル(精油)は大量の植物を凝縮して作られています。猫は、体のなかに「植物を消化および分解する」という解毒作用、グルクロン酸抱合の能力が備わっていません。鼻からスーッと体内に侵入し、粘膜や血管を通じて猫の体中に運ばれます。しかし、人間のようにグルクロン酸抱合によって解毒して排出するという機能が期待できないので、有害な物質もじわじわと蓄積されていってしまうでしょう。蓄積された成分が猫の肝臓を脅かすため、体に大きな負担がかかることになります。

▪レモンやグレープフルーツ、ミカンなどの柑橘系
実は、柑橘系の香りは、猫が嫌がる香りの代表ともいえます。
これらの柑橘系の皮には、リモネンという成分があり、これは猫にとっては有毒です。リモネンは肝臓で分解できないので、猫が摂取すると嘔吐や皮膚のかぶれ、手足の震えなど重大な症状を引き起こすかもしれません。
人間にとってはフルーティで爽やかな香りで、気持ちを爽快にさせてくれたり、緊張を和らげてくれるなど「気分を高める」という効果が期待できますが、柑橘系のアロマは猫には要注意です。

▪ラベンダー
猫にとっては危険なケトン類(カンファー)という成分が含まれています。よく眠れるように寝室でラベンダーの香りを楽しむにしても、同じ空間で愛猫と寝ている人は要注意です。肝不全から死亡例の報告もありますが毒性成分は未確認。
このケトン類に分類されるものは他に、ペパーミント・ローズマリー・セージなどが挙げられます。
このほかには、フェノール類やピネンを多く含むものにも注意が必要です。
フェノール類:オレガノ・クローブ・タイム・シナモン
ピネン:ユーカリ・ヒノキ・フランキンセンス・カモミール

▪ティートゥリー
ティートゥリーは猫にアロマが危険ということがわかるきっかけにもなったアロマです。皮膚炎・沈鬱・神経症状など。過去、アメリカではティートゥリーが配合されているノミ取りシャンプーが使われていたのです。
このティートゥリーが高濃度で配合されているものを使用した猫に中毒症状が多くみられ、初めてアロマの経皮吸収が猫にとって良くないのではないかと疑われました。
その後の研究結果により、ティートゥリーはアロマの中でも特に注意しなければいけないものだということが分かったのです。
ティートゥリーは花粉や、菌・ウイルス対策によいと注目されている精油ではありますが、残念ですが猫と暮らしているおうちでは使用を絶対に避けた方がいいと言えるでしょう。

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