猫にコーヒー・紅茶を薦めてはいけません
2021/12/09
(ねこのきもち・にゃんペディアさんからお借りしました)
コーヒーや紅茶、緑茶に入っているカフェインは、テオグロシンという中枢神経を刺激して興奮させる物質が含まれているので、心臓や神経系に異常をもたらすことがあります。症状としては、動悸や不整脈、下痢、嘔吐、多尿、ふらつき、ひきつけなどが見られます。その他、全身性のうっ血または出血などもあり、内蔵機能の低下の恐れもあるので、大変危険です。
コーヒー以外にもカフェインを含む飲み物は多くあります。
(飲み物100mlあたりのカフェイン含有量)
・緑茶(玉露など)…約160mg
・エスプレッソコーヒー…約80~200mg
・ドリップコーヒー…約40~80mg
・インスタントコーヒー…約40~100mg
・栄養ドリンク…約50mg
・ココア…約45mg
・紅茶・抹茶…約30mg
・コーラ…約10mg
カフェイン含有量は、抽出する濃さや茶葉の量によって変わってくるため、上記の数値はあくまでも目安として頭に入れておきましょう。
カフェインの致死量は、体重1kgあたり150mg程度とされています。
飲料だけでなく、ゼリーやケーキ、アイスクリームなどの加工品や、コーヒー豆や茶葉などの飲み物の形状をしていないものもカフェインを多く含んでいるので、注意が必要です。
また、紅茶にはシュウ酸が含まれており、過剰に摂取すると尿路結石の原因になります。
茶葉の状態では、カフェインやシュウ酸の含有量が多いので、特に注意が必要です。
この量はあくまでも一例で、少しカフェインを摂取しただけでも中毒症状を引き起こす猫がいるなど、個体差が大きくあります。また、子猫と成猫では症状が重症化するスピードも異なるため、少し摂取しただけだから大丈夫と思わず、すぐに動物病院に連絡し応急処置方法を確認、受診してください。